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【ネタバレ注意】藁の楯 感想


ちょっくら映画を観たので、まとめて行きますね〜。


久々に重たい映画を観たくなって、
なんとなく重たい映画なら邦画、っていうイメージがあったので、これをチョイスしてみました。
飛行機の中で観たので、ハードルはすごく下がってると思います。笑ではでは早速内容ですか、

まず一言。重い。

覚悟してたつもりでしたが、重かった。
藤原竜也さんが演じる変態ロリコン野郎(しかも再犯)、清丸の演技が心に深く突き刺さって、裁判での最後の一言なんか、後味ずっしりで、すごくよかったです。

ただ、あれ?と思うシーンや設定も多々ありましたね。
ま、勢いやその後のいいシーンによってあまり気になりませんでしたけど。

全体的には★★★☆☆くらいですかね。


プロテクトチーム一人一人みて行きましょうか。

まずは、我らが大沢たかおさん。
ミカリという名前の、VIP警護の役でしたね。
最愛の妻と、お腹の中の女の子の赤ちゃんを、飲酒運転のトラック運転手に轢かれて亡くしたという過去があります。

真面目で仕事に生きているという役では、テレビドラマから、映画化もされたのかな?仁-JIN-を思い出しますね。
あれも奥さんを亡くした役立ったような…?

最後のシーンで、白岩の小学校3年の一人息子が、男性(後ろ姿)にお辞儀をして、一緒に歩いていくというのがありましたが、
あれは、清丸に刺されたけど命はとりとめたメカリなのか、
はたまた、白岩の別れた旦那なのか。
筆者は、メカリで、取り残された者同士家族でもないけど通じるものがあり、一緒に生きて行くのかなあ、と想像しましたね。

ただ、蜷川をメカリが説得し、清丸がなぜか放置…というシーンは、
なんで周りの人たちは殺さないの?とか、ただ黙って見てるのはおかしいと思いましたね。ちょっと興ざめ。


でも、終盤、蜷川との電話の最中、清丸が白岩を撃ち殺し、追い詰めた後、
何度も何度も、清丸を撃ち殺せ〜!と思いながらみいっちゃいましたね。
こんなやつ、撃ち殺しちゃえ、でも、流れ的に絶対殺さないんだろうなあ、と半ば諦めながら(笑)

人を守るのが、あなたの仕事でしょ、なんて、言ってない。昏睡状態で口なんてきけねーよばかやろー!!!っていう大沢たかおさんは、気迫があって筆者は好きでした。


次は松嶋菜々子さん演じる白岩。
ここ数年あまり見かけなかったのに、家政婦のミタがヒットし、それがきっかけでこの仕事が舞い込んできたのかなあ、と思いました。

クールで頭脳明晰、武術にも長けていて、非の打ち所がない。出世を阻むものがあるとすればシングルマザーであるということ。

メールを打っていたことを岸谷五朗に責められ、身の潔白が証明された後、
ミカリと白岩が銃を突きつけるシーンは、かっこよかったですね〜
あと、看護師を倒したシーンも。

ただ、なんで防弾チョッキ着てないの?とか、ちょっと設定がイマイチだったかな。
あと、優秀なはずなのに、簡単な手口で清丸の逃走を許してしまう。
あれれって感じでした。






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次に、奥村刑事を演じる岸谷五朗さん。
怪しいなあとは思ってたけど、まさかマイクロチップとは思わなかったですね〜

なんでメカリと白岩が清丸の人質になってるなんて吹聴したのでしょうか。
全刑事が清丸を殺しても良いという流れにしたかったのでしょうか。


次は神箸刑事を演じる永山絢斗さん。

超VIPを警護輸送するには若すぎるだろ!!!と思わずツッコミを入れてしまいましたが。

個人的にはこういうアツい男の役は嫌いではないし、死体の話をするシーンは気迫があってよかったです。
ただ、その終わりの言葉がややマザコン気味で、それも個人的には良かったです。
ツンツンしてるけどお母さん大事にしてるって感じ。


全体的なこととしては、
警視庁の上層部が蜷川とズブズブで、蜷川たってのご希望でメカリが招集された、と。

ただ単純に清丸を殺したいだけなら、殺人部隊を招集し、警護すると見せかけて殺すチャンスはいくらでもあったはず。

メカリを招集したのは、メカリを同じ被害者の立場の人間がどういう行動に出るのか、試して傍観して楽しんでた→蜷川超趣味悪い
という結論になりますな。


さらに、全国民が敵なのに、警護するの5人て少なすぎやろ、神箸も若すぎやろ、と設定がちょっとね。
あんまり多すぎても信じれないから、ダメなんて判断もあるかもしれませんが。


あと、細かいようですが、
1億ってアタッシュケース一つ分くらいなんですよ、容積。
だから、キヨマルサイトの蜷川の動画に出てきた、お札の山、あれはすこし多いですよね。
10億にしては多いなあ、と冷静にお札の体積を、これで約1億分、、あれ、10億にしては多すぎるぞ?!なんて思ってました。笑



細かい設定とか流れを忘れて見られるだけの勢いがありましたし、キャストもなかなか演技派で入り込めるところも多かったです。

守る価値のないクズを守らなければいけない、という設定は新しい気がするし、こういう、テーマが重たい映画は、後味悪いとわかってて、時たま観たくなりますね。


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